battlerex's battle-axe(on the battlefield in xxx)

通退勤時は柄谷、家では『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』を読みすすめる。掌編を読みつつ、「ワインディング・ノート」や「虫麻呂雑記」へと手と目を浮気させたりしながら、やっぱりこの作家の自意識のありかた/あらわしかたが好きだなあと思う。すなわち文体ということだが、このあたりのことはわたしのここ1、2年の激推しプッシュプレイがようやく功を成してその著作を手にとるひとがまわりにふたりもでてきたので、そうしたひとらと本を囲んで、アルコールで口を湿らせながらゆっくり話をしたいものである。

引継ぎ期間の最終盤だというのに新規のしごとを山ほどなげられて、ほんとうに胃がきしんでいる。ちゃんと退職予定日までにすべておわるのだろうか。今日は会社ちかくの立ち食いそばの食いおさめをする。入社以来ずっと通っていたコンビニの店員にも先日やめる旨をつたえた。さびしくなるわねえとやさしい言葉をかけられる。精神のすり減るような会話ばかりをしているので、それだけで癒やしの灯火になる。たがいのフルネームもしらないままに、5年半の月日をともに過ごしたひとである。もうひとり、仲のよい店員もいたのだが、さいきんは彼女のすがたを見ていない。


f:id:seimeikatsudou:20200819192632j:plain
夜、カルボナーラ、エリンギ入り


okay kayaとblack marbleの新譜を聴く。前者の曲おわりのブランクに時代への反骨精神を感じる。後者はそうでもない感じ。スピッツの選考をすすめる。

食後にカルピス、トマジュー。実家に帰ったらダンバインエルガイムが観たい。富野節に脳を犯されたい。