自殺願望予防週間

カレー、クラッカー、豆乳。胃痛のため残す。

労働相談の電話をするためはやめに家をでようとする、が、ねむくて中途半端な時間になってしまう。いつもよりははやいが、電話している余裕はなさそうな時間。世のなかの退職交渉の荒波を乗り越えてきたひとびとのことをひどく尊敬する。内臓が痛い。出血している。

会社に着き、上司の到着を待って話を切りだすとふたたび怒られる。わざわざ怒られる。ほんとはこんな話などする必要はなく、ハロワで勝手に解決してしまえば済む話を、わざわざやる。それでも、「地金がでた」だの「お金が欲しいんでしょう」だのさんざんなことをいわれ、ほんとうにむなしいきもちになる。おれはいったいなにをやっているのだろうか。むこうだって新卒から育てようとしてきた社員がとつぜん辞めるとなってむなしいきもちであろうが、もちろんこっちだってむなしいのだ。そんな風にしか思われていなかったのかとひじょうに悔しく、落涙する。無惨なことだと思う。

上司と話していると、常識や普通やあたりまえといった言葉が頻出する。わたしがこれらの言葉をきらっているのは、それぞれのひとによってその語の指し示す内容がおおきくちがうのに、さも唯一絶対のそれがあるように話者がふるまうことが大半だからだ。それと折り合いをつけるようにいわれるが、どうしたってむりだなと思う。むりじゃなかったらしごとをやめようと思っていない。そういう妥協してきたにんげんの所為でいまのげんじつがあると思うとほんとうにいやなきもちになる。わたしだってさいごまでたたかえていないのだから文句をいえる立場にないが、それでも、たたかおうとする意志は見せたつもりだし、そうしているおかげでこんなクソみたいな待遇にでくわしている。もうきもちは折れている。


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帰りの電車でNくんからラインがきており、退職が決まったことを伝えるといまからそっち行くわ、乾杯しようと返ってくる。かぎりなくうれしい。