グビグビ愚

ご、ろくど寝をして夢を見まくる。衣服を脱いでいる複数のひとたちに向かって、「なんだか小学校のときのクラスでの着替えを思いだしませんか?」と問いかける、なぞのシチュエーションが含まれていた。


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朝、豚としめじのスパゲそうめんチャンプルー、バターがちょういいしごとしている


予約制になった場所が多く、思い立ってすぐにでかけられないのがもどかしい。原美術館とオペラシティに行きたかったのだが当日朝ではすでに大半の時間が埋まっており、断念。片方だけ予約(だっておしりの時間にあせって展示を観たくない!)し、ずいぶんとだらだらしてから今日は読書に時間を費やそうと決める。g8の菊地敦己展も予約しようと思ったら埋まっていた。当日ふらっと派にとってはこの現場はきちいです。

洗濯機をまわしはじめたところでそういえば新文芸坐大林宣彦特集があったなと思いだし、観に行くことを決める。なにが読書の日だよ、、今日はスポーツの日だよ!!! ローラースケート! 剣道! と『ねらわれた学園』の予告にでてきたものの名前を書いてスポーツしたことにします。大林はまだ1作も観たことがないのだ。洗濯がおわるのを待ちながらさらにいまなにやっているかを調べていると、ヴェーラで吉田喜重がかかっている。こちらも観のがしつづけてまだひとつも観たことがない監督のひとり。こうした選択肢の過剰が東京のよいところだ。おれは過剰に埋もれて死ぬ。どこにも行きたくなくなってきたな。

けっきょく新文芸坐へ。ひさびさだ。今年初だし、さかのぼってみると去年もいちども訪れていない気がする。わたしはここで学生のときにいくつものオールナイトを観て、映画史を学んでいったといっても過言でないのに(ヘルツォークタルコフスキー、カラックス、池田敏春……)!

作風が好みかと問われればちがうのだが、それでも2本目に観た『HOUSE』は独自のたのしさがもりもりにもりこまれた作品で、好きだと思った。バンバンひとが死んでゆくのに、その怖さの質のふしぎさがユーモラスでおそろしくない。なによりクンフーがかわいい。かわいいといえば『ねらわれた学園』の高見沢みちるもよかったです。ラストのいきなり的な凝縮ぶりにわらいます。そして両作ともパンチラへの執念がすごい。

観おえたあと、ジュンク堂に小一時間ほど滞在し、歌集1冊と小説2冊を買う。東京にきて、さいしょの頃に好きになったラーメン屋に屯ちんがあり、それも食べ納めかと思って帰りに寄っていった。味覚が変わったのか味が変わったのかわからないが、いまではそんなに好きな味ではなくなっていた。