間にあわなくなる、何もかも、間にあわなくなる

夜、ソーセージ、目玉焼き、レタスとオリーブとチーズのサラダ。朝食みたいな献立だな。香るエールひと缶。体重が53キロ台まで下がってきた。きんにくをつけたい。

syrup16g『delayed』を聴く。つかれた脳にしみわたる。「キミのかほり」とか「Are you hollow?」とか、あとは「愛と理非道」とか大好き。「堕落」の立ち位置がSuiseiNoboAz『ubik』における「T.D.B.B.〜」といっしょだなあと思う。わたしの立ち位置は、なくてもいい派である。曲単体としてはどちらもよいのだけれど。

いちにち図版取材。目がしぬ。古い中国の医学書をながめていると、天然痘をはじめとする皮膚病の頁があり、症状例として描かれた東洋人の顔の表面に、おびただしいぶつぶつを物理的にエンボスさせていて感動する。印刷機なんてない時代なので、ひとつひとつ手作業で、しかも彩色までしてある。思わず目を背けたくなるような生理的な嫌悪さえわきあがる。こういう感動をわたしも与えたいなあと思う。

みんなコンビニでビニール袋をもらっている。わたしはもらわない。


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オレンジがすてきだわと思った


まいにち「どにちだうれしい」のきもちでいたいのでしごとをやめる。すばらしい理由だ。雨の帰路を歩きながら思った。グッズデザインの最終調整にさしかかる。

京都にいったとき、深夜に出町座のまえをQさんと通りがかって、ああ、これがかの出町座ですねみたいな話をしたときに、ちょうど目のまえを歩いていたおんなのひとが、建物にはってある貼り紙にちかよって上映スケジュールを見つめはじめたことを思いだす。