朝。トイレ。腹の調子がずっとおかしい。いろいろ落ち着いたら病院にいきたい。
今日の会議は6時間。疲労。あたまがまわらなくなる。
帰路、路上でゲロを吐くおとこのえずきがきこえる。
夜、鶏肉とチーズのスパゲティ。Hさんと電話でフライヤーの相談をする。
朝。起きるのがつらい。
労働、主に書類の整理。手分けして3年手つかずになっていた山をきりくずす。その山を築いたのもわれわれである。手にきり傷が多くできる。シュレッダー。紐。カッター。はさみ。かつてのデスマーチののこりかすが山のようにつみあがった光景をみ、よくもまああんな修羅場をきりぬけたもんだとすこし感慨深くなる。やっている最中は地獄でも、過ぎれば極楽なのだ。のどもとすぎれば、のどもとすぎれば。
帰路、「そもそも、いけない、って思うひとっています？」と酔っ払ったおんなの声。「やりたいって……」という声がつづいたところで、わたしは角を曲がってきこえなくなる。3人の男女、いったいどんな関係なのだろうと想像する。
夜、ビールをあける。通勤が再開されてから買いだしのペースがみだされ、ぜんぜん買いに行かなくても大丈夫と買いものに行かないまま1週間すぎたが、とうとうめぼしいものがなくなってきた。冷凍していた手羽元のあまりを火にかけ、おなじく冷凍していたいちまいきりの食パンをトーストしていぶりがっこタルタルを塗る。キムチもだす。やっと休み、5連勤つらかった、よくこんなことを毎週していた、もうむりだ、トーストをたいらげたところでビールをもうひと缶あける。煮立った小鍋にちぎった小松菜をなげいれる。こうしてみるとまあまあ食材あったね、鶏のおだしがきいてるね、しみじみうまくて多少元気になる。今週末は髪を切る。
明日はひっさしぶりに美術館でも行こうかなあ。マスクなくなっちゃったのだけれど、買わないと入れなかったりするんかなあ、むかつくなあ。水シャワーを浴び、カリカリ梅をふたつぶたべ、寝る。
