黒煙、シュラフ、disable、こごえる

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昨晩、眠りに就く前に2010s映画ベストの選定。60本まで絞る。50もないかもとかいっときながら、めちゃくちゃ悩みながら削減。年をかさねるにつれて目が肥えているはずなので、前半期に高い評価をつけているものよりも、後半期の審美を信頼した方がよいのかとか、当時そこまでいい評価をつけていなくても思い入れがある映画は残したいなとか、評価めちゃくちゃ高くつけてあるけれど内容ぜんぜんおぼえてないなとか、脳みそをひねりながらやっている。気づいたら4時半。寝る。

9時起床。眠い。傘を差すまでもない小雨。いつになく平和な電車。昼に食事のため会社をでたら荒々しい風雨のおでむかえ。店をでるとすかっとした晴れ模様。あまりの変化っぷりにわらう。

通勤退勤の友はイサベル・アジェンデ『精霊たちの家』。いまは下巻の4割ほど。おもしろいです。夜、子持ち甘海老をわさび醤油で。うまい。キリンのブラウマイスターを飲みつつ4尾、5尾6尾……すこし残して、頭と尻尾とともに唐揚げに。うまい、、できた蝦油でもやしを炒めてドーナツ状にし、真ん中に卵を落としてからチーズをかける。主食はバゲットをちぎったもの。カネコアヤノの『燦々 ひとりでに』をかけながら銀河高原ビールヴァイツェンボックをひとかんあける。今年になってはじめて飲んだのだけれど、めちゃくちゃ好みの味。醸造所が変わることで味が変わらないとよい。年末年始で体重が2-3kg増えたので節制しなくてはと思いながら冷奴も食べる。イヤホン買ったら帰りはひと駅かふた駅ぶん歩こかなと思い立つ。ワイヤレス、予算1万円くらいでおすすめあれば教えてください。

深夜、腹痛でめざめる。甘海老があたったのだろうか、わずか10分のあいだに4回トイレにゆく。その後いくら往復しても痛みと不快が消えないので、文庫本をもってしばらく便座にたたずむ。痛い痛いと嘆きながら頁をめくる。外の風が家屋をゆらして音を立てる。尻が泣いている。

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起きても腹と尻が痛い。が、昼頃にはなんとか落ち着く。退勤後、ノア・バームバック『マリッジ・ストーリー』を観に早稲田松竹へ。早めに着いたのでブックオフにも。高田馬場店にははじめてくる、ゆっくり見る時間がなかったのもあるが、ぴんとくるものはなく。事前に腹ごしらえと思いラーメン。店構えがかっちょよい渡なべ、節のきいた濃いラーメン、おいしいがあまり好みではなかった、、

よい映画館初め。にど泣いた。映画としてというよりも、ドラマとして優れているといいたくなる会話劇。口論シーンのヒートアップ具合にはベルイマンの作劇を思いだす。上映が始まってから両隣が埋まり、なおかつ片方はしゃべりちらかすアスホールだったので「ネトフリで観てろやぼけかす!!」とキレるアダム・ドライバーばりに叫んでおいた。心のなかで。

ルートビアを飲んで就寝。飲む湿布!

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下痢に殺されそうになっているとき、もう酒はしばらく断とうなどという思いがあたまをびゅんびゅんよぎっていったのだが、最寄り駅に降りるとパブロフの犬のようにからだが酒を欲しだしているのがわかってしまいどうしようもないのだね。ということでユーロホップと冷蔵庫で中途半端にのこっていたマイペ・マルベックを空にする。つまみはイカの塩辛、豚肉とパセリの味噌炒め、バゲット、ブリーチーズひとかけ。うまい、うまくて仕方がない。乗代雄介の『最高の任務』が発売予定日よりもはやく書店に並んでおり、迷わず購入。先日ネットをほうろうしていてたまたま行きついたスティーヴ・エリクソンの『Xのアーチ』と「〜砂丘のあざみのようにけばだって青っぽいベレー帽をかぶっていれば、えびをとりに行くにきまっているではないか!」という最初の頁にある行に目を奪われてコレット青い麦』も。

正月休み明けにこうしてまた3連休が訪れるのはとてもラブですね。早稲田松竹、ノーマルスクリーン、円盤に乗る派、帽子を買う、パラサイト、ラスト・ムービー、排気口のチラシを受けとるなどをミッションにしていきたい。転職活動も応募のフェイズ!


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ぜひ観にきてください、詳細


アダム・ドライバー特集が文芸坐ANであるのでひさびさに観にいこうかなというおきもち。今年はより貪欲に生きてゆきたい。