ジ・アングル、ジオコントロール、

ラジオのためにプリキュア楽曲ベスト10を編んでいるのだが、無理では?となっている。事前に素案は編んであって、放送間際にもう1回聴きなおせば大丈夫だろうと高をくくっていたのだが、ちゃんとやるとなると聴いていないアルバム(キャラソンなど)があまり…

のびすぎた土地

起きて鏡を見たらしっかりと流血していた。髭の深みに忍んでいる、血と膿の塊。いんすたに不正ログインを試みた形跡があり、さいあくだ!と思った。1回かぎりの試行であることがbotではなくにんげんの仕業という感じがしてイヤ〜な気分である。だれだよ!ふ…

中堅労働者の余暇の折れ線グラフ

若松孝二『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(2007)。何気に若松孝二ははじめて。U-NEXTの配信がおわりそうなのですべりこむ。190分は長かった。長い映画を家で観るのは苦痛である。『レッド』を通読するほうが時間はかかるが、負担は映画の方がでかい…

何もめでたくないパーティのはじまり

いとことラーメン。たびかさなるハズレに懲りずに新店チャレンジ。なんだかんだ数ヶ月ぶりか。2店舗候補があり、ひとつめは列ができていたのでもうひとつの方へ。チャーシュー麺。1100円。ふつう。決しておいしくないわけではなく、ハズレというにはもったい…

涙のたどりつかない場所の夕暮れ

外で飲む。さいきんは週1ペースで飲むために外出している。長年(?)のひきこもり生活からはとうてい信じられないことである。店では前回よくしてもらったひととまた会え、女将さんにも柿などをサービスしてもらい、なんていい店なんだとうれしくなった。ビ…

まんにゃく

深夜、早めに就寝してきもちよく夢を見ているとゴミをだせとたたき起こされ、5つのゴミ袋(多いな!と声がでた)を両手にたずさえ渋々外へでる。顔、というか髭(毛は立派な感覚器官である、ニャンの髭を見よ)を撫でるなまぬるい風はとうてい11月のものとは…

piercing pie pye

制作、新しいグラフィックに着手。ほんとは新シリーズに手をつけるつもりだったのだが、アイデアが降ってきてしまったのでこちらを先に。手をうごかしているうちに気分がアガってきて、思わずフォントまで買ってしまう。べつにいまやってるものにつかうわけ…

きみのことを好きだった時代

ラジオ。前記事、前々記事で書いた映画について喋る。たったの3本しかないのだから時間は余るだろうと思っていたが、まったくそうならず、かなり尻すぼみな3本立てとなった。観たばかりの映画というのもあって、熱量をこめて話すと30分ではどうしようもない…

美味玉袋小路

クレイグ・ガレスピー『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)。公開当時のフライヤーの、マーゴット・ロビーが脚をひらいて太々しく座るメインヴィジュアルが好きで、観に行こうと思いながらも観のがしていた作品。ドキュメンタリー風の導入を見…

近づいていかない動物たち

ヒスイゾロアークをもらいそこねた。ポケモンDLC。ダウンロードするかー、と〆切日にベッドの上で思いながら、気づいたら朝だった。あーあ、と思ったが、落胆のあーあーというよりも、のどもと過ぎればのあーあ、だった。スイッチはもうウーラオスにぶっ飛ば…

注意事項のまとめ[2019年版]

朝にうるせーアラームが鳴る日を平日だけにできない、しかもそのアラームでは目覚めないにんげんが同じ家にいること。ひろプリ39話。ハロウィン回。アバンや本編にもなんどかでてくるキラキラエフェクト、徒歩の振動を画面に反映する撮影技法、胸のときめき…

2000日間喋りつづけた鳥

Apple Music、ジッタリン・ジンの同タイトルベストが3枚も並んでいるのにそのぜんぶで11-20曲目が配信されてないのはなんでなんだ。どうかおれにサツキマスの唄を聴かせてくれ、、映画のサウンドトラック制作。ガレージバンドは捨ててaudacityでつくりはじめ…

この先なにかがどうにかなることなんてない

井上俊之のインタビューを読み、集団制作っていいよなと隣の芝生の青さを目にしみわたらせる。昼、ひき肉とひよこ豆とチーズの炒飯。うまい。いつかの水沢うどんの付属品であるゆず七味を風味づけにぶちまけたら想像以上に辛く、失敗したと思った。夜、ひき…

a little bit hit lights

ふたりはプリキュア Max Heart12話。敵新幹部登場回。その到来を、横転したパトカー(観ているとそれがおもちゃであることがわかる)を1stカットに置くことで伝えるセンス、あまりにもカッコよすぎる。こういうのを見せられると、オトナプリキュアもマジで絵…

任意の文字をタップしてください

思いだし。Fを観たときに流れたデジモンの予告編で和田光司の歌が流れるのに感動した。死後に作品がのこるということの希望がある。ちなみにデジモンに対しての思い入れはそんなにない。「ペンデュラム」ってカッコいいひびきだな、と思っていたことはおぼえ…

暗澹山脈

女性に対して弱音を吐くことのジレンマ(女性をケア要因にしない/男性は弱音を吐かないという規範に抗う)を謳うついに対して放たれた「傷つきの吐露は男同士でやれよ」という、名前の後に虹の絵文字をつけているひとの文言をついで見た。それってホモソー…

齧り尽くした脛のほとりで

Fのスタッフクレジットをながめていたら、おそらくわたしのイデオロギー的な問題が原因でSNSのピョローを外されてしまったひとの名前があるのを発見し、マジか?となった。参加していることに対して言及しているのを目にしたことはないが、まあふだん「アー…

きみオアダイ

家に帰り、HさんQさんと酒盛り。RやH、Mさん、Kくんも続々とやってき、ブルーハーツやハイロウズ、熱唱タイムに怖い話からいい話まで、それぞれの沈没浮上をくりかえしながら朝6時まで盛り上がる。とりわけ、みんなの語るいい話が印象にのこっており、それぞ…

ひかんてきぼうかん

松屋で夜食を済ませ(プリキュアコラボをやっていたのに失念していて頼みそこねた!)、HQハウスへ。駅に着いた時点でSさんを呼び、さらにはQさんがOくんも呼んで、10年代の東京ライヴシーンにおけるバンド名をひたすら挙げあうという遊びをした。かつて聴い…

mass murder's John

(排気口『時に想像しあった人たち』の感想、前の記事からのつづきです) seimeikatsudou.hatenablog.com 配置の話にもどる。2場における阿佐ヶ谷エキチカの不在と、3場における登場も印象深いものだった。夏祭りのあと、ハロウィンパーティを企画する場には…

ひらかれない頁に眠る女の顔

ホームに立つと、くしゃみがつづけてみたびでた。昨日鼻毛を切ったからであろう。髪をみじかく刈ってから首筋にあたる陽の光が痛むようになった。バスを待っているときにそう思った。よくねむるわたしの目が覚めたのは14時ぐらい、運転手がおしゃべりのボリ…

人間の迫力

さいきんはめちゃくちゃピロウズを聴いている。いつ聴いてもいい。あまりによすぎて作業の手がよく止まる。いつかワンマン行きたいなと大学生の頃から思っているが、未だに叶っていない。年末のラジオ企画に向けてベスト10を編もうとするがマジでむつかしい…

沈んだ考えが浮かばれる日

Hさんからビデオ通話の着信。かなりエモーショナルな気分になる。「ようやく花開いた」。泣ける言葉である。ながらくいっしょに歩んできたからこそ感じられる重みがある。盛り上がりがひと段落したあたりでわたしのスマホの電池が切れてとうとつに通話はおわ…

ドアノブ・ドライヴ

ひろプリ35話。野球部回。「特別コーチ」の語のひびきに弱いソラがおもしろい。エルちゃん回でも同様の言葉に弱いことが明かされていた。ソラの友人たちが数多の部活からの勧誘を断る際の「チューチュートレイン」的な構図も愉快。ゲストキャラである部のバ…

まだであっていないものの総体とすでにであっているものの総体

本来であればやる必要のなかったカスのような作業のじゅんびをしているのだが、こんな事態を起こす羽目になった先方との過去のやりとりを見かえすたびにいらだちがすごいことになり、四方八方にむちゃくちゃにあばれまわるはらわたがタンボラ山噴火のごとく…

会いに来る場面の空振り

山本直樹『定本 レッド』最終4巻。敗北の文学、という語が、作中で殺されてしまうあるにんげんにとっての好もしいものとして作中にあらわれるが、本作もまた、その系譜を辿っている。かぎりない殴打とナイフによる突刺ののち、アイスピックで執拗に人体を刺…

恋してみるから複製技術

すずしい季節がまちがいなくやってきている! 外からひびいてくる無数の虫たちの鳴く音色! ニャンたちが布団にもぐりこんでくる季節!夜、牛肉・たけのこ・玉ねぎ・でかにんにくのオイスターソース炒め。うまい。民衆暴力からの流れで読みさしてあった山本…

なにもだれにも伝わらないまま息絶えてしまう・わたしがうれしいと思うときべつにあなたはうれしいと思わないうれしさ

ダンバイン展の東京上空T、ちょっとかわいいと思う。見本画像を見るかぎりプリントはもうすこしちいさめのほうが品があっていいと思うが、じつぶつはどんな感じなのだろう。ガラリア・ニャムヒーのグッズがないのはかなしい、、夜、豚・白茄子・でかにんにく…

訳:きわめておそろしい背の青い竜

澁谷桂一『エウァンゲリオン』最終4話。画面の「奥」へとふたりは消えていく。つまりそれは「映画」の世界である。映画の、さらに内奥の世界である。本編終了後、カンペに目配せをしながら「われわれ」に向かって絶叫する排気口の面々が、その言外においても…

肉巻き幽霊かわいいね

保坂和志『草の上の朝食』感想のつづき。 たとえば映画なんかで、引っ越しが終わっちゃったあとにカラッポの部屋だけ映して、それにみんなが楽しそうに話している声をかぶせるっていう方法が、ありますよねえ。/ああいう感じと同じっていうわけじゃないけど…