思考断片

marudebatsu

ベル・フックス『フェミニズムはみんなのもの』を13章の半ばまで読む。どの章もうんうんそうだよなというきもちで読みつつ、ん?と思ったことをメモしておく。うんうんのほうもふくめて、おしりまで読みおえたら読書記事を書くかもしれない。まず「資本主義…

うずまき異常体

朝6時台になってくるとさむい。VSOP放談の影響でごっつええ感じを見る。わらう。ゴミだしにいき、さみいなと布団にもぐったがさいご、眠りに落ちて夕方起床をかましていく。ピーマンのバターポン酢おかか和え、にんじんのフェヌグリーク炒めonレタスサラダ、…

奥座敷から風景の方へ

起きるとからだがバキバキしている。背や肩。なんだろう、酒の残り? 寝相? 運動もしていないのにへんな感じだ。目覚めてしばらくするとバキバキは薄れていく。「パンクス」とこれまた複数のひとに髪色を指して言及される。そこまでいかなくても、「音楽/…

みみずく、自らの水をくずみたいにして掬う

いまの自分の髪の色をみているといろんな名前が横切っていく。水原佑果、アニエス・ヴァルダ、ロンブー敦……。いよいよひとりパジャマパーティみたいなド派手な柄のリラックスしたセットアップを買うときがきたかという感じ。ジャンプスーツでもいい。いろい…

ゼーロン類書倶楽部

髪を染められながら、香水がきらいなのにヘアダイやブリーチのケミカルなにおいは好きだなと思い、いつも髪を切ってくれているRくんとそんな話をした。マニキュアのにおいももちろんラブである。おもしろい嗅覚の好み。ウキウキしながら最寄り駅に帰ってきて…

中継、カナたちのバタ足(についてまわる犬ども

いろいろな猶予がほしい。とか書きつけておいてなんなのだが、今年はめちゃくちゃ猶予の時間になるのかな。朝、茄子と厚揚げとチーズのそうめんチャンプルー。夜、ふかし芋にチーズと豚マッシュルームデミグラスをかけたもの。パウンドケーキを焼いたが食べ…

へんじがない石、底にふたつ

ダイアログ3日目は日をまたぐまでつづき、めちゃくちゃ充実した日が連続している。人数が少ないので濃さがすごい。読書会をオーガナイズ/ファシリテートするのは生まれてはじめてだったが、なんとなく場のつくりかたがわかったような気がする。参加人数は時…

そのままの座礁でもいいよ

燃えないゴミをだす過程でガラスの入った袋を落下させてしまい、破片を拾おうとすると親指の腹を切ってしまう。余裕をもって家をでたはずなのだがその手当に時間をとられ、たいしてはやくない時間の出社になる。指が痛い。夜、HさんとAさんと飲む。主にこの…

バルブの帯状疱疹パート100

この先の人生に対しては明るさを感じているが、いま現在に対しては暗さを感じている。(金銭的に)ちゃんと引越できるんか、ワレ、という不安である。ちゃんと厳密に計算しましょう/加筆:おおざっぱに計算しなおしたら前家賃なのをすっかり失念していて、ひ…

生を解体する/きみは耐えない

バックホーンの世界を読みかえす。メンバーがいまのわたしとほぼ同い年の頃にでた本だ。ものに触れるとき、さいきんはそういうパースペクティブがはたらくようになっている。夏のマニアックヘブンのプレイリストを聴きながら、それぞれのインタビューを拾い…

おれたちは永遠にインスタントミュージックの流れる街のなかを歩きつづけ、彷徨いつづけ、迷いつづけて死ぬだろう(誰ひとり見舞う者はいない

休出。これがさいごだといいきれないところに闇がある。ロジックの役に立たなさ。感情vs.論理のテーゼはこれまでなんども相対してきた問題であり、ここでもなんどか触れているはずだが、やはり論理は感情に対してなすすべがないのだと思った。かといってわた…

搾取構造にたったひとりで立ち向かうのはほんとうにきびしくむつかしくつらいことだとしばらくやりがい搾取の場に身を置いていて痛感しました。それなりにたたかったとは思いますけど、どうしたって途中でつかれてしまうんですね。志半ばで、むざんにもたお…

funeral funeral

めざめた瞬間から胃が鉛のように重い。きみは洗脳されているというわたしに向けての言葉が社長の口からでた。労働者の権利の話をしていたので、わたしの左翼的なイデオロギーに対するものだと察せられる(「デモに参加したりして」、とよくわからない発言も…

ひとは誤解しあって生きていくしかない

という見地に立っているひととはあまり誤解しあわずに生きていけると思う。夜、カレー、クラッカー、ズブロッカ。少量だけ食べて、Nくんを待つ。退職交渉時、採用時に興信所をつかってわたしの身辺調査をしていたという話がでたのだが、いまわざわざそんな話…

自殺願望予防週間

カレー、クラッカー、豆乳。胃痛のため残す。労働相談の電話をするためはやめに家をでようとする、が、ねむくて中途半端な時間になってしまう。いつもよりははやいが、電話している余裕はなさそうな時間。世のなかの退職交渉の荒波を乗り越えてきたひとびと…

もみ手の裏面びっしり卵鞘

夜、カレーとクラッカー、ビールも一本。なんだか実感がわかないが、もうしばらくしたら会社から開放されるのだ! すぐにもっとうれしくなる気がしたがまだ宙に浮いた気分。まだ有休代休交渉がのこっているからか。これさえクリアできればいろいろな心配事が…

ネバファイ

ダニー・ネデルコの余韻をひきずりながらボアズの「3020」。いやあ、屈指の名曲、思わず拳をにぎってふりあげる、なにもかもいい、くちびるを噛みしめる、そのまま寝入る。朝、駅までの道のりでアスファルトにプリントされた標識にすべって靴底がおわる。ア…

熱意のないことの発見

勤務。9時間怒られる。14-23時まで。終電までいのこり、1時半ころ帰宅。腰がおわった感がある。会社にいると、おれは「社会(会社?)人」としてとことん壊滅的なにんげんだということがわかる。自身の「組織人」としてのろくでもなさに徹底して相対する羽目…

接地面

明後日が出勤日なのに朝の6時まで起きてしまっている。つまりもう前日になっている。『音楽と人』のインタビューアーカイブがおもしろくてしかたがない。ほんとうに勝手な想像だけれども、こういうところの編集者やライター、カメラマンは「好き」をしごとに…

怒鳴るコミュニケーション

やさしいコミュニケーションにのみ触れて育ったひとは、怒鳴るコミュニケーションをしないのか。どうだろうか。隣に住むおじさんの片割れは怒鳴って会話をする。そこに怒鳴っているという意識がはたらいているのかさえあやしいが、ふたりの隔たりのある力関…

段ボール、ボール、ル、段、段ボ、ボ

有名人のついーとにぶらさがってるリプライ見てると地獄みたいな気分になってくる ここはついーとしなかったついーとを成仏させる場でもある。有名人にかぎらない。政治性が前面にでたものなどもそうであるが、そこに書いてある言葉への「読めなさ」、あるい…

跡づける仕草

誰も書いて残すことのなかったものは、おぼえているひとの記憶のなかでのみ生き、その死とともに跡形もなくなってしまう。むかしオダサガに住んでいたとき、サウザンロードという駅前からのびる商店街にちいさな個人経営のスーパーがあり、そこでよく買い物…

母体を内から割ること

香港・ファシズム特集の『HAPAX』の酒井隆史インタビューを読む。ひとの来歴を読むのはたのしい。そして運動史を読むのも。外山恒一の『全共闘以後』を思いだす。このインタビューでは1980年代後半の大学時代が振りかえられていて、その数年のあいだでも劇的…

消された記憶の残存形象

なぜなかったことにするのか? 確実にそこにあったものごとを、われわれの記憶に存するその何にも代理されることのない出来事を。それは「ふたり」の結束を隠蔽するとともに、より強固にするまじないともいえる。意味づけは隠されることによって強調される。…

水没の投擲者

考えでなく考えかたを学ぶこと。これは何においても役に立つ思考法である。ふだんそんなことは意識していないが、あらためてこう文字にしたてると「うむ」といううなずきがあたまの裏のほうでなされる。と同時に、その自己啓発的なひびきに嫌悪のしわが眉間…

ぱちくりモードの伝統芸

ちかくのアパートのベランダには洗濯機があり、そいつは脱水するときにすさまじい音を立てて回転する。半分ぶっこわれているのか、あまりにもはげしくなった場合はバキバキと破砕音をとどろかせて途中で停止する。うちの洗濯機も古くてうるさいが、ここまで…

ひと目見てからずっとずっと

マスクをしていないことでしらないひとから怒られたりするのも時間の問題ではという気がしている。そのときわたしはその相手に生権力がどうだのいう? いわない。いわないね。この「街でめんどうごとに巻きこまれたくなさ」はひじょうによくない主観性だと思…

排除の作法

マスク不着用者を排除しはじめたカルディの横暴にわれわれは断乎抗議する! これはアイロニーが伝わらなくて誤解を生んでしまいそうだなと自粛したついーとです。だがじっさい、この「安心」(けっして安全ではない)のための作法は監視社会の強化であり、息…

記号のマニピュレーション

すべての思想は「とりあえず」のものである、という立場に立つ。つねに未完成であり、不完全であるということだ。「絶対的権力は絶対的に腐敗する」(ジョン・アクトン)でも「スローガンを与えよ。この獣は、さながら、自分でその思想を考えつめたかのごと…

向かい合った2脚のスツール

これは髭を剃って4日目から5日目のあわいに記述しているが、この期間、つまりは髭が皮膚から顔をだした、ひじょうに毛がみじかい状態における肌の乾燥がすこぶるひどい。とくに、密度の高いぶぶんはボロボロである。化粧水も乳液も、剃刀によってなんども痛…