階下も隣室もひとが越してきてしばらくになるが、読書をしようと決めていちにちじゅう家にこもっていたある日、日の浅い方に住む男が引越しのあいさつをしにインターホンを鳴らし、菓子折りを差しだしてきた。東京にきてからこんなことははじめてだ、と書き…
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