北伐

方言/標準語(日本語/英語)、イギリス/EUというナショナリズム-ローカリズムインターナショナリズム-グローバリズムの対比のなかで、多様性/画一化の見地における移民受け入れははたしてどちらの側に立つのか。個人の自由と反ネオリベの両立とは何を以てそうできるのか。亡国時代の岐路において、わたしたちは何を以て多様性というものを名指せるのか。


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群馬と栃木へいった。いくまえはせっかく遠出するのだし、旅行記的なものでも書くかと思っていたのだが、帰ってきてしまうとぜんぜんそんなきもちにならないのだった、いつかこのきもちをあふれさせようとおもう


小山市立車屋美術館、めちゃいいとこだった。地域に媚びずにその風土/住民を作品化し、それでいて観客を地域にクロスさせる田村友一郎の手管には、凡百の地域アートにはない洗練度を感じた。文化の日で無料開館かつ隣接する小山邸もていねいに案内してもらって大満足。図録買いそびれたのがショック

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ヒツクリコガツクリコ@アーツ前橋/前橋文学館、なぜミヤギフトシ? とか展示作家とその構成にいろいろ疑問はあるのだが、クエイ兄弟みたいなミニマムなのに驚くべきダイナミズムをそなえたムットーニのからくり箱や、壁に頭を垂れるわたしが、〈主の愛を語る〉遺言としての声をきくという振付/はたらきかけを受ける山川冬樹インスタレーションなどおもしろいであいはいくつかあった、文月悠光の朗読もちょっと聞けた、鈴木志郎康日和聡子、江代充、松本圭二の図録を買った

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西洋亭市のソースカツ丼(ロース)。うまし。給食みたいなおぼんもよし。


佐藤晃一展@高崎市美術館。めちゃくちゃよかった。一階の若いころのとがりにとがった作品たちをながめていると胸がぢりぢりするというか、ひりひりするような感動をおぼえた、平面作品でこれだけゆさぶられたのははじめてリヒターの絵を観たとき(近美)か、DIC川村記念美術館のロスコの部屋にいったとき以来かな、でも今回はそれらのときとはちがって、胸をかきむしられるような焦躁にみちた感覚だった、いちどはいっしょにしごとがしてみたかった(わたしの上司はよくしごとをしていたのだった)、負けてられねえと燃えた

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閉館時間の関係上、2時間弱しか滞在できなかったのだがあともう一周、つまりはもう2時間ほしかった……


アガンベンがおもしろい。ビフォといいラッツァラートといいネグリといいおれのなかでイタリア現代思想がアツい。ムッソリーニの伝記もおもしろい。イタリアの映画、そんなに観ていない。パゾリーニ、アントニオーニへむかうときがきたか。どこか特集上映おねがいします!