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『キングダム』『キングダム2』を観た。ラース・フォン・トリアーのやつである。10時間でイッキ観である。tnlfである。毎年ぐっどなプログラムを組んでくれているいいイベントなのでみなさんもいきましょう。本上映は2/11~。詳細はこちら。2012年のtnlfで嗚咽を漏らす寸前まで滂沱の涙を流した作品『マンマ・ゴーゴー』の監督であるフリドリック・トール・フリドリクソンの過去作『コールド・フィーバー』が上映されるのがアツいです。

アピチャッポン展も観た。亡霊たち@TOP Museum。リニューアル後はじめて。おお、新しいと入った瞬間は思ったのだが、そんなに変わっていないのか? と展示をまわりながら思案した。ただひさびさだっただけか。透明のアクリルかなにかに映像を投影した《花火(アーカイヴス)》がうつくしくていつまでも観ていられた。暗闇のなかで光がバチバチとフラッシュする。その光に照らされて、ひとが映ったり、草が映ったり、石像が映ったりする。映像は透明なスクリーンを支持体にしながらすりぬけ、はねかえり、床や壁にも映しだされる。部屋がひかるのと同時に、シャッターをきる音がきこえる。展示室の中心部にスクリーンがあるので、裏面を覗こうとしたら学芸員にとがめられた。かなしかった。

アピチャッポンはちかいところでもとおいところでもすごいすごいいわれていて、わたしはこれまでに『世紀の光』と『光りの墓』を観ており誰のものでもない視線の緊張なんかはおもしろいと思いつつそんなによいのかと懐疑的であったし、その考えがくつがえされたわけではないのだけれどまあまあいい展示だったなと、書きおく。惜しむらくは映像プログラムを観そびれたことだ。

そして一昨日には『ドント・ブリーズ』を観た。長回しによる息をひそめたくなる緊張感と、予想を超えてきたサイコな感じと、引き延ばし感のある終盤のぬるさをミックスすると、おもしろかったー! という感想がでてくる。ひさびさに映画館でホラー観たな。ひとりで観にきていた隣の女性が上映中「ひっ」とか「やっ」とか息をのんでいる様子がよかったけれど、エンドロールでガヤガヤビカビカしだす客ばっかりで萎えた。

ユーリー・ノルシュテインのいくつかのアニメーションも観た。ウォームでいて崇高な感じ。奥行きを感じさせるフレームワーク/演出にしびれた。レーニンはカッコいいよな。女性客がたくさん入っていて、なるほど『ひなぎく』のようなかたちで受容されているのかとあまいにおいで充満していたいつかのイメフォを思いだした。

フライヤーをつくった排気口の新作も観にいった。これはまたのちに触れる。