光らない街の舳先で

肉体が浪費され、感情が屈折するにしたがっておれの身体は音楽と食物と言葉を求める。爆音と、暴食と濫読である。濫読も一発変換できないクソIMEよ死ね。まいにち深夜に帰宅するから音楽が鳴らせない、帰り道、道路工事の爆音と、路上ミュージシャンのぬるい音楽、横断歩道を向こうから渡ってくる警察官、iPod的なものをそろそろ買い戻すべきか、大学時代に紛失/盗難されて以来音楽はライヴハウスと、レコ屋と、自室で聴くものになった。腹が減ってるのか減ってないのかわからんぐらいずっとはたらきづめ、いや仕事はたのしいんだがそんなスタイルで生きていたくはない、おれは自炊したい合羽橋で包丁やまな板や鉄パンなどを買って、将来は飲食にも関わりたいのだ、わたしたちのオルタナティブスペース、何がオルタナ、何に対しての、まいにちちゃんと自分の味で育ちたい、コンビニ飯にさよなら告げたい。文字が読みたい、文字を放ちたい、いま読むべきなのはリンギスとかだってあたまがビンビン、『記号と機械』めっちゃおもしろいし、論理をつみかさねていくために本を読むんだ、物語とはべつのところで、おれはちぎれる、トーキョーライツ、トーキョーライツ。