雪見だいふくっていつからあんなにちいさくなってしまったの

1年弱隣人のいない部屋に住んでいたのだが今夜とうとうその平穏は引越しのあいさつの菓子折りの袋とともにやぶられたのであったマドレーヌをどうもありがとうもぐもぐ。だから三角みづ紀の『隣人のいない部屋』を読んでいる。サイン入りだぞいいだろう(2年前のポエケットのときに書いてもらった。そのときおこなわれた朗読における言葉と身体の関係性と、そのはりつめかたは忘れられない)。

ユリイカ』の坂口恭平特集を読み終えた。著書はこれまで1冊も読んだことがないのだけれど、アツコバルーでやっていたトークイベントに行ったことがあって、そこで感銘を受けて以来何から読もうかなと迷っていたところで発売されたのでいえーいって感じだったしよい足がかりになったと思う。執筆者にもいた栗原康の著作とか積んであるソーヤー海の『アーバンパーマカルチャーガイド』とかこないだ買った『記号と機械』に接続させて、経済資本主義に従属しない生き方を模索していきたいよね。ブルデューが好きなので文化資本主義(『記号と機械』のなかにもリフキンという名前とともにでてきたけれどラッツァラートは否定的だったしそもそもリフキンをしらない。というか「文化資本主義的」ってどんな生活様式に結び付く?)とか、いいよねって思うんだけれどけっきょくそれも資本主義の範疇だよね。よねよね。はあ生きにくい。生きにくいぞこのやろうばかやろう。

次号の詩手帖、音楽と演劇を特集するようで、執筆ラインナップに飴屋法水、三浦基、高橋幸宏らの名前が挙がっておりたのしみ。