手にとる必要

今朝は本場のfuckとassholeを耳にしてテンションぶちあげです(しかも矛先はおれ!)。 排気口『群れたち』という演劇公演のフライヤーをデザインしました。 コピーも担当しています。 今週末の2019.4.20-21(土日)に高田馬場プロト・シアターで上演されま…

生あるいは正のくじき

うっすらとしたつながりが背景の色にまぎれて、もしくは深く沈殿して消えかかっていたとしても、ふとしたときにおもてに浮きあがってきて、はっきりと切れ目のないかたちを示すことがあるが、それを希望などと名づけて呼びあらわしてしまうのはたいへんに苦…

さつきちゃんが帰ってこない

フライトの時間が迫っていた。ちょっとお手洗い、といいのこしてさつきちゃんはかれこれ1時間ももどってこない。これもってて、と手わたされた濃いめのホットチョコレートは液体から固体への形態変化をじわじわと進行させており、わたしはすでに飲みほしてし…

ききのがした火花の潜熱

人生初のトークイベントをおえた。思っていたよりもべらべら話せるなとしゃべりながらも調子づいていたのだが、聴衆にはみしったひとが多く、場自体もかぎりなくみぢかな会場であったため、そんな状況であれば誰しもがすらすら言葉を口にするだろうし、せっ…

伊佐未勇は17ででていったよ

27になってしまった。渾身のちからをこめた小説は結果をのこせないことが明らかとなり、ようやく自分の舵取りで出港したかに思えたしごとはすぐに操舵室をしめだされ難破している。「こんなんでいいんだろうか そんな訳ないだろ俺」ってあたまで鳴ってる春の…

もぎに川下

オーロラ沢がバタフライしていた。おれは伸るか反るかのところで自分のからだを信頼しきることができず、気合の声を張り上げながら足裏に刺さる砂利粒の痛みに耐えていた。 「ガンマ! いったれ!」 橋の上からはライチたちが好き勝手にわめいており、時折き…

無言のくぼみに触れるゆび

痛い目をみないと学べない。これはあらゆることに対して言える。たとえば、「胆力をつけるためにはいちど痛い目みないとだめかなと思いながら、じっさいにそうした出来事にでくわせば萎縮してそのままやる気やら何やらが消滅するルートもあるよな、と逡巡して…

エフェクト処理の日

その日は万歳をして終わった。あたまのおかしい上司といっしょにしごとをすることに慣れきっていたわたしは何の感慨も抱かずに万歳をした。三唱あまって四勝よとカツ代は自慢の前歯をケタケタさせながらみじかい両腕を高く掲げ、引っ張られたスーツのはげし…

情感の適宜

実感の話をした。いざそこから歩みはじめるのはいいのだが、何がわたしを騙すのかと問われればまさにその実感が最大の黒幕なのである。かつてわたしは1_WALL展でのステートメントに「自らを信頼し、自らに忠実であろうとするわたしが、わたしの正しさを信じ…

白湯を被る

会社ではもっぱら白湯飲む係として名を馳せているオレだが今朝出社して自分の机の上に置いてある白の封筒の存在に気づいたときとうとうこの生活にも終止符が打たれ新しい時代の到来またはそこへの突入というようなものを己の人生の節目として考えなくてはな…

ひとつの階段といくつかの扉で

階段を降ったところに便所があり、昇ったところに屋上があった。そのちょうど真ん中の踊り場には、わたしがたったいまでてきたばかりの半開きのドアがある。この真緑のドアに付いたからし色のドアノブにかけている手を放せば、分厚い長方形(施工者が手を抜…

酔貝みみずばれ

映画納めはヘレディタリーでした。映画初めはまだ……。2018年観た本数は86本でした。ひさびさに年間ベストを挙げます。[新作のみ] 1 テルマ 2 ハッピーエンド 3 聖なる鹿殺し 4 母という名の女 5 ヘレディタリー 6 ザ・スクエア 7 レディ・バード 8 KUICHIS…

わからない日の蓄積

なにごとも退路を断つとすすみはじめる。しごとも制作もゴリゴリとしてきており、つかれはあるがとてもよい感じだ。気のはるいちにちによって思考が練磨される、その連続がわたしの生を拡充させていく。すでにある知から出発するのではなく、自らの実感から…

喉元をすぎた熱さは

喉元をすぎた熱さはすごいいきおいでころがって、チリにまで届いた。路上に打ち棄てられたサルバドール・アジェンデの肖像画のなかでしばらくくすぶったのを見届けたあと、わたしはそれを拾おうとするのだがなかなかどうして一向につかまることがない。正し…

宙がえるわたしの手のそばに

lily shuのトークイベントにいった。1_WALLでしった作家で、2枚の写真を組み合わせて1枚の写真として提示するスタイルが編集的連接を感じさせて好きだったのだが、今回の展示は1枚で提示するものの割合が増え、そこまでおもしろみを感じることができなかった…

ステーキ ヤングだんごむし

夜の開店時間まではあと30分ほどあった。その日は定休日だったが店先にそのような看板などは見当たらず、よく目をこらしてみれば店内にはあかりが灯っており、ひとまずわたしは入り口のまえにあるベンチに腰をかけて待ってみることにした。この日はわたしの…

あなたの話をきかせてほしい

「感情が成立しないんだよ、わかるかい?」 「それはかたちにならないってこと?」 「かたちにならないっていうか、そもそもわきたつものがないってことかな」 「じゃあどうやってコミュニケーションをとっているの?」 「感情なんてなくたって、ひとは他人とやりとり…

遭遇者のあやまちを経由して

得たいの知れないがんばれなさと無尽蔵のやる気が交互にもりあがってくる。今年もそろそろおわるし「計画を立てようぜ」ってことで来年のプランやらコンセプトをねりはじめている。大学2年くらいのときの年始に目標を立てようと決意してからまいとしなにかしら…

せんちめんたる・ぷらくてぃす

アナログデジタルしごとせいさく問わずさいきんもりもり書くことをしているわけですが、とても思考が整理されよい。もちろんセラピーにもなるので日々健康にちかづきつつある実感がある。ほんとうでしょうか? そんなに単純なものでしょうか?でもほんとにお…

チョロQ駆けてけ

「落ちた方が負け」 辻本はそういってぼくの目を真正面からきっ、と見た。ぼくはすぐに視線を逸らす。いきなりなんなんだよこいつ。むかつくな。ここはオンナの来る場所じゃないってわからせてやる。 「いや、意味わかんないし。なんでそんなことしなくちゃいけ…

ひねられる電球に火傷する筆順

完全にモードがかわった感がある。からだがほっする音楽がかわったことでそれに気づく。モールスや魚座、トレイシー・チャップマンなどがいまの気分。とくにモールスをガンガン聴いている。ほんとに天才だと思う。以前ポエトリーフリーペーパーを刊行したと…

軽量級の暗幕

小説、アップしたあとに気づいたのだが「~だけ縛り」なわけではない、いま書いているものにはついていない、おれの無意識がだだもれている、書いたものは人生のバロメータになる、そもそもこのブログ自体もそんな役割を果たすこともある。先週末は台北暮色、…

葉のかげの、かげではないところだけ

〈葉のかげの、かげではないところだけをあつめたらどのくらい明るくなる?〉 書かれていた、鉛筆はうすく、ゆびでひとなでしてしまえば消えてしまうような濃さの文字をわたしは見た、机の表面に、わたしの机のうえにそれを見つけた。 「なあ皆原もそう思うよ…

不足するバーベル/しかし担ぐ気力はない

ひとつの指針がある。ヘルツォークが『アギーレ/神の怒り』を29-30歳ごろにつくったという事実、おれもその頃までに何かを為さなくてはならないと新文芸坐のオールナイト明け、きたねえ池袋の街をあんぽこと歩きながら思った、ってのはたぶんネツゾーで、観…

ブルー粘土煮るだけ

きみの涙は減塩だというウワサをきいてからどうにかしてそれをたしかめてみたいと思い、ぼくは料理学校へと通いはじめたのだが、肝心の先生には両腕がなく、「ここでは主に加熱について学んでもらう」と足の指で器用にコンロを着火させたので思わず「ブラボー」…

通電するのは明るいね?

告知をふたつ。直前になってしまった。Tokyo Zinester Gathering 2018に参加します。 11/24(sat) 1530-1730目安。桜台poolにて。 フリペの配布とZINEの展示をするよ。 イベントの詳細はこちら。 CREATION Project 2018「大堀相馬焼167のちいさな豆皿」に参加…

複数の埋葬(粗暴、そぼー?

南の島かなんかでランクヘッドのライヴを最前でみてメンバーが去り際に手拍子を煽るもアンコールの場面でおれ以外だれも拍手をせずうしろをふりかえるとだいたいが外国人で、けっきょくそのまま終演してかなしいですねととなりの日本語話者といいあう夢をみ…

ネオ・ボルテージ

小説を新人賞に投稿した。よう完成させたよな。122枚。結果は4月だか5月のあたまくらい? かましたいなと思う。豪語豪語。おれはつねづね自信過剰である。以前しらないひとばかりが集まる飲み会にいったときに小説の話になって、でも本を読むようなひとはそ…

晴れ間の運命をおれはパトロールできない

10月とか正気かよ、詩集ほんとはこの頃にだしたかったんだよ、貧困は切ないな、べつに金もちにならなくていいんだ、金のことでそうそうなやまないせいかつがしたい、足をひっぱられたくない、自らの欲望外のところで出費を食うのがほんとにつらい、会社用の…

機雷に当たるまで敗走する

蛇口をひねったら水がでない。え、台風って断水とかあるん? 通信制限のかかったカクカクのスマホで「水 でない」だの「断水」だの検索するもとくにわたしの住む地域でそんなことが起こっている様子もなく。そもそもこのアパートどこにメータあるん?と雨しぶき…